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『鬼畜の戯言』菊池乱☆出版社の倒産により現在電子書籍配信ストップ中

秘密クラブからレンタルされる豊胸女装美少年レンタルドールシリーズ(SF/SM/BL/ML/JUNE/GID/女装/TS/etcな小説)言論と表現の自由を守ろう!不当なネット規制反対!不適切な規制は解除すべきです!!

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2015年12月24日

こねこ時計 ver.3

CATS
Sweets
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蟻地獄~自転車操業~ 

 妹の旦那が実家に泣きついてきた。

 本当に泣きながら、

「ごめんなさい・・・もうやってけません」

と。

 破綻の原因は妹の借金だった。  

 以前から妹は内緒で借金してそうな感じではあった。

 けれども、妹は非常に頑固で、身内に借金があることを隠し続け、旦那にも隠していた。

 前にもそういうことがあったのだけれども、不審に思った私が問い詰めて白状させたら、約300万の借金があることが発覚し、その時は私と両親で借金の後始末をしてやった。

 でも、またやった。

 もしかすると、前回の時に全部の借金を白状せずにまだ抱えていたのかもしれない。

 私には理解出来ない行為だ。

 300万も400万もうちにしてみたら似たような金額なわけだから、正直に全ての借金を明らかにして、全部きれいに前回の時に借金清算して肩の荷をおろしてしまえばよかったのに……。

 小学6年生になった姪に、

「ママの様子おかしくなかった?」

と訊いてみたら、

「おかしかった」

と迷いもせずにはっきりと答えた。

「買い物たくさんすることとかはなかった?」

「なかったよ」

「ヘンな電話かかってきたりしなかった?」

「なんかママとパパが家にいる時間になるとかかってくる電話があったけど、ママに『取るな』と言われてた」

 かなりあやしい。

 共働きで娘が一人という夫婦なのに、いつも給料もらった後すぐに、

「お金ない」

と言うのが妹の口癖だった。

 でも、買い物で浪費したわけでもないのにお金がないのはあやし過ぎる。

 妹は私と違ってギャンブルは一切やらない。

 おそらく、前回から妹が全部白状せずに隠し持っていた未処理分を、自転車操業して返済していたがために膨れ上がってしまった借金なのだと思われる。

「もしかして、ナンバーディスプレイの表示番号011-5××-×○○×って感じの番号じゃなかった?」

「うん、そんな感じの番号だった。1分間隔で何度もかかってくる」

 札幌からこんな田舎に電話してくるのは、友達か、何かのセールスか、あるいは切実に連絡を必用としている会社くらいだ。

 妹は携帯持っているから、友達なら携帯の方に電話かメールしてくる。

 自宅の電話にその番号から頻繁にかかってくるのは非常にあやしい。

 しかも、先日、妹の友達と名乗って実家に電話してきたのと同番号。

 妹の携帯番号訊いてきたけど、教えず先方に、

「本人に伝えておきますので、お名前とお電話番号教えて下さい」

と言ってメモをした。

 実家の電話は未だにナンバーディスプレイではないのである。

 妹にそのことを話してみたら、

「名字に覚えがないけど、もしかしたら結婚して名字変わった同級生とかかもしれないから、公衆電話からでも電話してみるよ」

と言った。

 本当にそうしたのであれば、妹の自宅に実家にかかってきた電話番号から電話がかかってくるはずがない。

 あれは、借金の返済が遅れているのに妹が電話に出ないから、おそらく自宅以外の連絡先として某金融会社に登録されている実家に探りの電話がかかってきたのだ。

 実際に、そういうことを昔経験してしまった不肖の長女の私が言うのだから、間違いない。

 姉妹そろって借金地獄に落ちてしまった。

 私は、人には言えない方法で、借金地獄から這い上がったけど、今は違う地獄に落ちている。

 泣きついてきた妹の旦那をなだめすかしつつ、母は妹を実家に呼び出した。

「子供に聞かせる話ではないから・・・」

と母は私に姪を二階の部屋に連れて行くように言った。

 それで、私は姪の方にかる~く事情聴取した。

 私の予感的には、収まりようがないように思えたので、姪にママが借金していることや、そのことで離婚することになるかもしれないことなどを話して聞かせた。

 何も説明されずにいきなり、

「離婚することになった」

と言われた方がショックは大きいような気がして、あえて私は大人が子供に聞かせたくない話をしてやった。

 子供とはいえ、もう小学校の高学年にもなれば、そういったことは十分理解出来る。

 私の話を聞いて姪は、

「いつかこんな日がくるかもしれないと思ってた」

と言って泣いた。

 子供なりに家庭崩壊の危機を感じ取っていたのだろう。

 でも、泣きやんだら、

「やってしまったことはしょうがない~」

と軽めのトーンでそう言った。

 誰に似たのかこの姪は、この年にしてとんでもなく割り切りが早いところがある。

 母子家庭になっても姪の方は大丈夫そうな気がした。

 私の予想通り、話し合いの結果、妹は離婚することになった。

 子供も借金も妹が抱える。

 でも、今回は実家の方でお金を出してやって返済するやり方はしないことにした。

 妹は、自己破産することにした。

 本人も借金ループに乗ってぐるぐる回ってしまっていることには、気づいていたらしい。

 自転車操業グセのついた借り主は、そのループから自力で抜け出すのは難しい。

 自己破産でもして、強制的に借りられない立場にしてしまわなければ、返すために借りるという悪循環からは抜け出せない。

 借金を返すために働き、借金を返すために借りるの繰返しを続けると、それが当たり前のようになってしまう人がいる。

 自転車操業を繰返す人は、ある種の心の病気にかかっているようにも感じられる。

 妹は、身体はどこも悪くはないはずなのに、ここ数年で急激に痩せた。

 その痩せ方は病的ですらある。

 私は、妹がなんらかの心の病を抱えているような気がしている。

 すでに病気と診断されて治療中の私が言うのだから、間違いない。

 自転車操業も心の病も実際に経験したことのある人間ほどよくわかるものだ。

 どちらも蟻地獄にはまった蟻に似ている。

 そして、どちらも『自己破産』とか『通院治療』といった助けがなければ這い上がることは出来ない。(Fin)
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Posted on 2010/09/20 Mon. 03:53 [edit]

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