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『鬼畜の戯言』菊池乱☆出版社の倒産により現在電子書籍配信ストップ中

秘密クラブからレンタルされる豊胸女装美少年レンタルドールシリーズ(SF/SM/BL/ML/JUNE/GID/女装/TS/etcな小説)言論と表現の自由を守ろう!不当なネット規制反対!不適切な規制は解除すべきです!!

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出版社の倒産により現在電子書籍の配信が休止となっております。報告のあったダウンロードのコミッションも私はまだ出版社から一円も受け取っておりません。お金よりも作品の公開権利のほうが大事なのでとりあえず担当の方に相談してみてから電子書籍以外での公開という形での作品の公開を再開したく思っております。

2015年12月24日

こねこ時計 ver.3

CATS
Sweets
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地球の名言Ⅱ


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乙姫奇憚 

「やったら女になる~!」

 目覚めた男の第一声はそれだった。

 その表情はなにか恐ろしいものでも見たかのようだ。

 難破して生存は絶望的と思われていた漁船の乗組員の一人が、三ヶ月後地元の海岸で発見された。

 最初に運び込まれた病院では、

「乙姫様を抱いた仲間は女になった」

などとわけのわからないことを話していた。

 しかし、精神科のある総合病院に移されてから、ぱったりその話をしなくなったため、夢でも見たのだろうということにされたものの、空白の三ヶ月の謎だけが残った。

「何も覚えていない」

の一点張りで当事者が語ろうとしなかったからである。

 それから五十年後、

「あれは竜宮城だったのかもしれんなぁ」

とじーさんになった男はまだ幼い孫にぽつりと言った。

「りゅうぐうじょう?」

 三つやそこらの孫が、

「うらしまさん?」

と言うと、

「そうだなぁ、じーちゃんは浦島太郎になったのかもしれん。ただ、乙姫様とはやらなかったから男のままで帰って来れた」

と男は答えた。

「じーちゃん、おとひめさまとなにをやらなかったの?」

「おまえはまだ知らんくていいことだ。男と女の仲になるってことだが、乙姫様とそうなってご懐妊させると男は女になっちまう。そうなると次の乙姫様として女になった男が男相手に子作りしなければならなくなる。じーちゃんは女になった仲間をどうしても抱けなくて逃げ出して来た」

 男がそう話すのを孫は不思議そうな顔をして見ていたが、

「おみやげのたまてばこは?」

と尋ねてきた。

「じーちゃんは逃げ出して来たから、そんなものもらっとらん」

と男が答えると、

「だがしやさんのおねーちゃんは『玉手箱持ってるのよ』っていってたよ」

と孫は言った。

「そうか」

と子供の戯言と聞き流そうとしたら、

「それとね、ようへいさんによくにてるねって、ぼくいわれたよ」

という孫の台詞に男はギョッとした。

 男の名は洋平。

 しかし、昔からある駄菓子屋に、最近住み込みで働くようになったとかいうべっぴんさんと洋平は面識がない。

 なにやら嫌な予感はしたものの、気になった洋平は駄菓子屋に行ってみて愕然とした。

 そこにいたのは、なんと乙姫様の身代わりにされた仲間のマサルだったのだ。

「お、おまえ…どうして?」

「俺らと似たような形で種付け男がやってきて、励みに励んでなんとか子供産んだら帰してもらえたんだ。あれから五十年も経っててびっくりしたよ。けど、ここのおばちゃんだけはわかってくれて、住み込みで店番させてくれてるから助かってる」

というマサルの顔を呆然と見つめていた洋平は、

「男には戻れなかったのか?」

と言った。

「男に戻れる方法もあるらしい。でも、女の方が生きやすい世の中になってそうだからこのままでも別にいい。慣れれば女の体で抱かれるのもなかなかいい具合だしな。おまえは『絶対いやだ』と逃げたけど、俺、モテるから男選び放題だしな」

と笑うマサルを気味悪そうに洋平は見た。

 今のマサルの見た目は二十代前半のきれいな娘さんだ。

 しかし、元のいかつい漁師の男のマサルを知っている洋平には、どうにもこうにも性的対象としては見ることが出来なかった。

 五十年前逃げ出したのはそれが理由だった。

「おまえ、玉手箱持ってるんだって?」

 話題を変えようと洋平がそう尋ねてみると、

「持ってるけど……開けてない」

とマサルは答えた。

「開けたらよぼよぼババアにでもなりそうだろ?」

「そうかもな。まあ、ちょっと見せてみろや」

と洋平が言うとマサルは奥に下がって黒塗りの箱を持って来た。

 いかにもな感じの箱だが、振るとカラカラと何かが転げる音がする。

 好奇心から洋平は箱の蓋を開けて見てしまった。

「あっ!」

 マサルはあわてたが、昔話のように白い煙りは出て来なかった。

 箱の中には何か干からびたものと白い紙が入っていた。

 紙には、

『玉にお湯をかけて三分間蒸らして戻したら股間に付けて下さい。男の体に戻ります。 初代乙姫』

と書かれてあった。

 玉手箱の玉の意味を理解した洋平とマサルは、おもわず顔を見合わせてしまった。

 そして、しばらくの間、玉手箱の中の干からびたそれを見つめていた。

 が、なぜかマサルは試してみることなく蓋をして、その後も駄菓子屋の看板娘をしている。

 マサルの男グセの悪さは聞こえてくるのだが、

「あれは本当は男だぞ」

とは洋平は言えずにいる。(Fin)



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Posted on 2010/01/23 Sat. 15:53 [edit]

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