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『鬼畜の戯言』菊池乱☆出版社の倒産により現在電子書籍配信ストップ中

秘密クラブからレンタルされる豊胸女装美少年レンタルドールシリーズ(SF/SM/BL/ML/JUNE/GID/女装/TS/etcな小説)言論と表現の自由を守ろう!不当なネット規制反対!不適切な規制は解除すべきです!!
 

ひとりにしないで 1

「薫先生、オレ、ドール辞めたら行くとこないんだけど…どうしよう?」 相談があると内線電話掛けてきたわんこを時間外のダンスレッスンの補講をやる時みたいに配膳用エレベーターを利用して、こっそり僕の部屋まで来させたものの、来たらいきなりそれで驚いた。 やけに懐かれているとは感じていたものの、クラブの商品であるドールに手をつけるつもりはないし、それに天然茶髪で女顔のわんこは僕のタイプではないから、「どうし...
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ひとりにしないで 2

「オレ、クラブ辞めてここの寮出たら、本当に行くとこないんだ。それについて話すと身の上話になっちゃうから、ちょっと話長くなるかもしれないんだけど、薫先生聞いてくれる?」 ワインを一気に飲み干しわんこはグラスをテーブルに置くとそう言った。 ワイン一杯で既に頬に赤味がさしている。 顔に出やすい体質のようではあるが、前にダンスレッスンの補講後に一緒に飲んだ時にはけっこう飲んでいたから特に酒に弱いわけではな...
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ひとりにしないで 3

 わんこは唇噛みしめてしばらく膝の上できつく握りしめていた両の拳をみつめていたが、「赤の他人様に食わせてもらってたんだから、それくらいやっても当然だったとオレは思うし、『お父さん』は悪くなんかない!」 顔を上げると怒りを抑えきれなかった様子でキッと睨みつけるようにしてそう言い返してきた。 鋭い眼差し…今までわんこがそんなきつい目つきをしたとこなんか見たことがなかったから一瞬ドキリとした。 いつもニ...
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ひとりにしないで 4

「あーっ!」 あわててドアを開けようとしてみたものの、もうどうにもこうにも開けられない状態になっていた。 このクラブの寮は、脱走防止と夜這い防止などの理由から夜間から早朝にかけて各個室に外側から自動施錠されるように設定されている。 ドールだけではなく教職員の個室もロックされるから、こんな風にわんこを部屋に呼んでる時に施錠の時間になってしまったりすると不本意ながら朝まで帰せなくなってしまう。 仕方が...
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ひとりにしないで 5

 目が覚めた時、下半身に違和感を感じた。 生温かいその感触に気づいた瞬間、僕はカッと目を見開いた。「なにをしているっ!?」 動揺しながらも僕の股間に顔をうずめているヤツに詰問したら、「え?…先生、気持ち良くないの?」とピントの合っていない答えが返ってきた。「そういう問題ではない!今すぐ僕から離れろっ!!」と怒鳴りつけ両手でわんこの頭を引っつかんで自分の股間から無理矢理どけた。 そして、ずり下ろされ...
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ひとりにしないで 6

 頭から冷たいシャワーを浴びて少しでも頭と熱を帯びたまぶたを冷やそうとしていた僕は、すぐに体が冷えてしまって仕方なくシャワーを温水に切り替えて冷えきってしまった体に浴びせかけた。「感情的になるな!ドールは商品だ。しかも、あれはもうじきクラブを辞めて去っていくヤツだ。ばれたってどうってことはない」 自分に言い聞かせるようにそう言いながら、僕は普通の男とは言い難いFtM-GIDの自分の体をじっとみつめた。 ...
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ひとりにしないで 7

 朝の開錠の時間になるとすぐにわんこを自分の部屋へ追い返してしまった。 わんこは何かもの言いたげではあったが、僕の機嫌の悪さ加減的に声をかけない方がいいと判断したのか?あの後だんまりのままであった。 あれこれ詮索されたりせずに済んで内心ほっとしたものの、僕の気分は落ちたままだった。 憂鬱な気分を引きずったまま、ダンスレッスンやその他僕が任されている講習で新入りのドールに仕事に必要なことを時間がない...
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ひとりにしないで 8

 あらかじめお互いの共通の空き時間を確認しておいて、エステルームにいる橘さんを訪ねて行った。 雑誌見ながらわんこの服選びに付き合ってもらうためだった。「これなんかどうかな?」とファッション雑誌のページの中のモデルが着ている服を僕が指差したら、「いいんじゃないですか?NAOちゃんに似合うと思いますよ。ま、似合う、似合わない、自分の趣味かどうか関係なく、薫先生が選んでくれた服ならあの子は喜んで着るでしょ...
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ひとりにしないで 9

「まだ伸びそうねぇ…」とつぶやきながらわんこの採寸をしている橘さんに背を向けて椅子に腰かけていた僕は、わんこを見ないようにしていた。 採寸のために下着姿になっているからだ。 ドールの基本の体は男とはいえ、ここのクラブに在籍中は女装して生活することを義務付けられているため、採寸中のわんこは今ブラジャーとパンティーという姿なのである。 正直言って見たくなかった。「はい、終わり!」と言った後、「あ、そう...
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ひとりにしないで 10

 仕事を終えて部屋に戻って食事した後、僕はコンビニで買ってきた求人誌のチェックをして付箋貼ったり蛍光ペンで印をつけたりしていた。 わんこが働けそうな仕事をピックアップしていたのである。 それが終わったら内線電話でわんこの部屋に電話して、「求人情報誌買ってきたから、今から配膳用エレベーターでお前の部屋へ降ろす。それ見てここを出てからの就職活動の参考にしろ」とだけ言って僕は配膳用エレベーターへと向かっ...
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