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『鬼畜の戯言』菊池乱☆出版社の倒産により現在電子書籍配信ストップ中

秘密クラブからレンタルされる豊胸女装美少年レンタルドールシリーズ(SF/SM/BL/ML/JUNE/GID/女装/TS/etcな小説)言論と表現の自由を守ろう!不当なネット規制反対!不適切な規制は解除すべきです!!
 

レンタルドールKEI~プロローグ~

「おかあさん、ピンクのクレヨンかって」とぼくが言ったら、「圭ちゃん、違う色も使いましょうね。ピンクのクレヨンがなくてもおえかき出来るでしょう?男の子なんだから、お花やお姫様ばかりじゃなくて、車とか他にも描きたいものあるでしょう?」とおかあさんは言ってピンクのクレヨンは買ってくれなかった。「ピンクのクレヨンないとぼくおえかきできないのに……」 とベソかいてたら、「つかわないから、ケイちゃんにあげる」と...
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レンタルドールKEI 1

 最後の病院の日。 帰りになんとなく近くの喫茶店に入った。 まっすぐ部屋に帰る気になれなかったから。 ぼんやりしているうちに、目の前に置かれたコーヒーは口をつける前に冷めていった。 卒業前に体の傷は完治した。 なんら問題ない状態。 それでも、まだどこかが痛いような気がするのはなぜ? あんなこと誰にも言えない。 思い出しただけで苦しくなる。 呼吸が苦しくなる。 痛み、それを上回る恐怖感……屈辱。 僕は...
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レンタルドールKEI 3

 目が覚めたらやつらはいなかった。 ホテルのベッドの上で、僕は、血まみれのシーツにくるまれていた。 血の臭いとともに洗濯用漂白剤に似た鼻にツンとくるあの独特の体液の臭いに吐き気がした。 栗の花の香りと小説では表現されることがある。 でも、僕にはどうしてもあれは漂白剤の臭いとしか思えない。 何度も中に出された。 顔や体にもかけられた。 口の中にも出されて無理矢理飲み込まされた。 最悪な臭いと味。 あ...
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レンタルドールKEI 4

「私が『もういいですよ』と言うまでは治療に通って下さいね」と女医に念を押されて、「はい」と答えて完治するまで何度もホテルから運び込まれたあの泌尿器科の病院へ通院した。 何度も死にたいと思ったけど、実行する気力すらなかった。 人は、あまりにもショックな出来事に直面すると死ぬ気力すら失うことがあるのだと僕は知った。 多量な出血で貧血になっていたせいもあって、くらくらしてほとんど寝て過ごした。「玲ちゃん...
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レンタルドールKEI 5

 どこに連れて行かれるのかもわからず、男の後をついて行くのは正直不安だった。 男のくせしてあんな目にあった後なものだから……。 だけど、素面で一対一なら負けはしないと思う。 子供の頃から大学受験前まで習わされた空手も合気道も黒帯だ。 相手が上手なら逃げるくらいの狡さも僕は持ち合わせている。 大丈夫だ。 ぐっと握りしめた拳の中はじっとりと汗に濡れていた。「こちらのレストランでよろしいですか?」と言って...
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レンタルドールKEI 6

「プラトンのいうアンドロギュノスを完璧な形でつくることは出来ません。しかし、美少年に豊胸で乳房をつくり、両性具有的な『ドール』にすると、男でも有り女でも有るような不思議な魅力と美しさが備わります。そして、そういった魅力に魅了されるお客様が存在しています。会員制の当クラブには、一般人のお遊びとは桁違いの金額を惜しむことなくお支払いになり、それぞれの願望をドールに託す会員様がいらっしゃいます。あなたさ...
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レンタルドールKEI 7

 ドールになるために形成外科でヒアルロン酸注射を打つだけで出来る豊胸法で、Cカップのバストをつくられた。 これは個人差はあるけれども数年で体内吸収されて自然となくなるものらしい。 不思議な感じだった。 上半身だけ見ていれば、喉仏の目立たない僕はまるで玲ちゃんになったみたい。 柔らかみに欠ける僕の体に出来た柔らかな胸の膨らみがなんだかうれしかった。 その後連れて行かれたクラブの寮内にあるエステルーム...
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レンタルドールKEI 8

『僕は女になります』 あの書き置きを書いた時は、親に見放してもらうための単なる口実でしかなかった。 でも、鏡はあまりにも残酷だった。 僕がなりたかったのは、子供の頃に描いたピンクのドレスのお姫様でも、玲ちゃんでもなかった。 僕は本当は女の子になりたかったんだとはっきりと自覚した。 ピンクのパンティーの前の膨らみを醜い余計なモノと認識した瞬間に……。 実家の会社を継ぐ前にコネ作りのために官僚になるはず...
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レンタルドールKEI 9

 クラブの寮に連れて来られて二日目、僕はエステの施術中に眠ってしまった。 昨夜はあれこれ考え込んで眠れなかったから。 今まで漠然と今の僕は本当の僕ではないような違和感は感じ続けていた。 それは、僕がお母さんやお父さんに褒めて欲しくていい子の振りをしているからだと思っていた。 お母さんに笑いかけて欲しくて、本当のことを言うことをあきらめてしまったあの日から、僕は変わった。 今まで仲良くしていた女の子...
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