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『鬼畜の戯言』菊池乱☆出版社の倒産により現在電子書籍配信ストップ中

秘密クラブからレンタルされる豊胸女装美少年レンタルドールシリーズ(SF/SM/BL/ML/JUNE/GID/女装/TS/etcな小説)言論と表現の自由を守ろう!不当なネット規制反対!不適切な規制は解除すべきです!!
 

階段

 「え?」  一学年下の妹が言った言葉に一瞬私はかたまった。「だ~か~ら~、山木くんと江藤くんが屋上手前の階段のところでキスしてるの見たんだってば!」 頭がクラクラした。  二人とも私と同じクラスの男子だった。「やっぱり、山木くん、ホモだった」 妹は先日、山木くんに告ったら何も言わずに走って逃げられたという振られ方をしていた。 今まで、山木くんがホモなんじゃないかという噂は女子の間で囁かれてはいたの...
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夫が女になった時 ⑥

 とっさに夫の腕をつかんだ私はそのまま号泣してしまった。  まともにしゃべることも出来なかったけど、「い、いなくなっちゃ…やだからね」とは言えたような気がする。 必死だったからよく覚えていない。「泣かないで…帰るから。今日はちゃんと晩ご飯の時間には帰るから」と子供にするように頭を撫でながら言われたのは覚えている。 それでも、私はなかなか夫の左腕をつかんだ手を離せなくて、やっと私が手を離した時には背広...
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GIDとかMtFとかFtMのお話(後編)

さて、前回の続きで今回はGID(性同一性障害)という心と身体の性別が合致していない人たちの恋愛や結婚やセックスについてちょっと書きます。FtMの方はわりと心身ともに男でノーマルですという人と同じように、性自認男性で恋愛や性的興奮対象は女性というケースが多く、交際相手の女性と結婚するために身体と戸籍の性別変更を希望する人もいます。FtMと女性との恋愛はレズビアンとは別物なのでご注意を!自分は男と認識していて...
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レンタルドールKEI 55

 神社の鳥居をくぐって神域から俗界へ戻った途端、「裏山のしゃくなげは?」と問い掛けてきた瑠璃子さんの声が響いた。「山の上の方できれいに咲いてましたよ」と僕が答えたら、「そう…よかった」と瑠璃子さんは言った。「庭のしゃくなげはあの神社の裏山のしゃくなげから株分けしてもらってきたものなんだよ。大和が『神社の裏山で瑠璃子さんみたいな花を見ました』なんて、目をキラキラと輝かせて本当にうれしそうな顔をしてい...
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レンタルドールKEI 54

 神社の鳥居の前までやって来たら、「裏山のしゃくなげを見て来ておくれ」と瑠璃子さんの声が背後から小さく響いた。「え?」「ここから先は私は行けないから」という瑠璃子さんはそういえば悪霊だった。 鳥居から向こうの結界の張られた神域内に、悪霊の瑠璃子さんは入ることは赦されない。「はい、見て来ます」 そう答えて石柱の鳥居をくぐった途端背後の瑠璃子さんの気配が消えた。 こんなにはっきりと結界の境目を感じたの...
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レンタルドールKEI 53

 朝からなんとなく気が重かった。 洗面所で顔を洗った時に自分の顔を見たら目が腫れていて、それを見たら胸の奥がツキンと痛んだ。 瑠璃子さんが,、昨夜布団の中で泣いていた証拠を目の当たりにしたらなんだかせつなくなった。 いつもは、朝っぱらから威勢良くからんでくる幽霊の瑠璃子さんは今朝は無言のまま。 朝食の時、トメさんが僕の顔を見ても見て見ぬふりで、何も訊かないでいてくれたのが唯一の救いだった。「奥様、...
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レンタルドールKEI 52

 今夜の瑠璃子さんは僕の体を使ってわりと普通のセックスをしようとしていた。 死んで幽霊になってから、女の人の体に憑依して何度も抱かれたと言っていただけあって、瑠璃子さんはなかなか積極的だった。「大和、舐めて……ここも触って」と言って秋月様を誘導している。 僕は視覚も聴覚も触覚も遮断出来ない状態で、それらを瑠璃子さんと共有させられ混乱していた。「あ…あっ、そこいい!大和!もっと…」と喘ぎながらも自分…正...
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レンタルドールKEI 51

「瑠璃子様!この手はいかがなされましたか?」と帰って来てから落ちつかなげな様子だった秋月様は寝所に入った途端、包帯を巻かれた僕の両手を握って訊ねてきた。「イタッ!」と僕が声をあげたら、「申し訳ございません!」と秋月様は僕の足元にひざまづいたかと思ったら、土下座して謝ってきた。「大丈夫。庭の草むしりをちょっとしたら雑草で切れてしまっただけで、たいしたことないのにトメさんったらおおげさなんだから」と僕...
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レンタルドールKEI 50

 目が覚めたらすぐに左手首の水晶のブレスレットの有無を確認した。 ちゃんとはまっているのを見て僕は軽い安堵を覚えた。 秋月様は理由も聞かずに僕が眠っている間に水晶のブレスレットをはめてくれている。 僕はずっと瑠璃子さんにとり憑かれたままになるのが怖かったけど、このブレスレットさえ身につけていれば瑠璃子さんに憑依されたままにはならない。 秋月様は毎朝僕が起きる前にどこかへ出かけて行く。 迎えの車の音...
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